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2005年11月19日

霜月十九日に詠める歌

原口の太く平たき田舎蕎麦たぐり雪降る峠越えたり

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酒田からの帰路、上山の原口そば屋で、盛りそばを食う。ここは、盛りと大盛りとそばがきしかメニューがないから、注文に迷うことがない。

山形名産の平清水焼きの四角い皿にたっぷりと盛られた盛りそば。蕎麦粉十割 (今の季節、もちろん新蕎麦) の田舎蕎麦だが、やや平たく打ってあるのが特徴だ。

腰が強くしっかりした蕎麦に、出汁の風味の豊かな汁 (この辺では 「タレ」 という) の組み合わせ。喉の奥から鼻に、新そばの香りが心地よく抜ける。

店に着いたのが、午後 2時ごろだったので、客は他に誰もいない。

何しろ、みぞれ交じりの天気である。こんな辺鄙なところまで、来る人は少ない。とにかく辺鄙なのである。他に何にもない土地なのである。それだけに、この店まで蕎麦を食いに来る人は、結構な蕎麦好きなのである。

ここで蕎麦を食ってから米沢を抜け、栗子峠を越えて福島から東北自動車道に乗ったのだが、栗子峠が大変な雪で、路面が完全なシャーベット状態になっていた。かなり気を使って運転したので、下界に降りたときはホッとした。

どうも、仕事での出張でないと、私の晴れ男ぶりは半減してしまうらしい。

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