霜月三日に詠める歌
江戸の代の汗の浸みたる川堤パワーショベルはぐいと崩せり
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文化の日。どこかで野外イベントをやっているらしく、朝から花火の上がる音が聞こえる。
ところで、我が家の裏手を流れる小川の拡幅工事が始まった。向こう側の土手を崩して、その向こうに新たな土手を築いている。
この小川は、江戸時代に治水のために造った人工の川だと聞いている。江戸時代の民衆が人海戦術で掘り、築き上げた土手が、パワーショベル二台で見る間に崩され、その土は新たな土手に運ばれていく。
川幅は二倍になるらしい。これまでずっと 「小川」 と言っていたが、これからは単に 「川」 ということになるかもしれない。
工事は水量の少ない冬の間に行い、来年の三月頃には一応の区切りがつくものとみえる。これまでは、大雨が降ると土手ぎりぎりまで水量が増えることがあり、不安だったが、これからは大分安心になる。
来年の春には、我が家から見える景色が変わっているわけだ。
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