« 霜月二日に詠める歌 | トップページ | 霜月四日に詠める歌 »

2005年11月 3日

霜月三日に詠める歌

江戸の代の汗の浸みたる川堤パワーショベルはぐいと崩せり

=============================

051103

文化の日。どこかで野外イベントをやっているらしく、朝から花火の上がる音が聞こえる。

ところで、我が家の裏手を流れる小川の拡幅工事が始まった。向こう側の土手を崩して、その向こうに新たな土手を築いている。

この小川は、江戸時代に治水のために造った人工の川だと聞いている。江戸時代の民衆が人海戦術で掘り、築き上げた土手が、パワーショベル二台で見る間に崩され、その土は新たな土手に運ばれていく。

川幅は二倍になるらしい。これまでずっと 「小川」 と言っていたが、これからは単に 「川」 ということになるかもしれない。

工事は水量の少ない冬の間に行い、来年の三月頃には一応の区切りがつくものとみえる。これまでは、大雨が降ると土手ぎりぎりまで水量が増えることがあり、不安だったが、これからは大分安心になる。

来年の春には、我が家から見える景色が変わっているわけだ。

|

« 霜月二日に詠める歌 | トップページ | 霜月四日に詠める歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 霜月三日に詠める歌:

« 霜月二日に詠める歌 | トップページ | 霜月四日に詠める歌 »