« 霜月一日に詠める歌 | トップページ | 霜月三日に詠める歌 »

2005年11月 2日

霜月二日に詠める歌

ピンスポットの如き不思議の虹見よと娘は我に携帯で告ぐ

===========================

夕暮れにさしかかる前、運動不足解消のため土手の道を散歩していると、携帯電話が鳴った。次女からである。

「お父さん、お父さん、今、太陽の左側の方を見てごらん、不思議な光が見えるから!」

あいにく、そこはだいぶ低くなった太陽の見える位置ではない。少し待たせて家並みの切れるところまで移動する。

UFO でも見えるのかと思ったが、特段かわった景色ではない。

「どれどれ、太陽の左側になんか、別に変わったものは見えないよ」
「左側にずぅっと視線を移動させてみて」
「ずぅっと左側? ・・・・・・おぉ、あれか、ずいぶん小さな虹だね」
「やっぱり、あれって、虹なの? そうだよね、虹だよね」
「虹の原理だね。ところで、それがどうした? あれが天変地異の前触れだとでも?」
「いや、ただ、ちょっときれいだから、知らせてあげた」
「おぉ、それはどうもありがとうよ」

というわけで、せっかくなので写真に撮らせてもらった。ピンスポットで投影したような珍しい虹が、見る間に薄くなっていく。

確かに、消え残るうちに知らせてもらってよかった。

|

« 霜月一日に詠める歌 | トップページ | 霜月三日に詠める歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 霜月二日に詠める歌:

« 霜月一日に詠める歌 | トップページ | 霜月三日に詠める歌 »