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2006年2月25日

如月二十五日の歌

若草の背丈は一寸五分に伸び遙か鳥海七千余尺

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060225

明日から天気が崩れて、来週はずっとはっきりしない天気になりそうだ。予報では、一日あたり、もしかしたら雪になるかもしれないなんて言っている。

うららかな陽気は、今日の午後三時頃までで、それを過ぎたら、急に風も冷たくなりだした。

とはいえ、春の色は徐々に濃くなっている。庄内 Cam では、久方ぶりに青空を背景にした鳥海山のすっきりした全景を拝ませてもらった。山容の半分から上を白く染めた鳥海山は、たおやかな威厳がある。

我が家の裏の土手の色も、枯れ草色から新緑に変わろうとしている。よくみると、若草の背丈が、ほんの少しだが高くなっている。一寸五分ぐらいだろうか。この草の背丈が伸びるほどに、鳥海山の見える日が増える。

母校が旧制中学だった頃の校歌の出だしの文句は 「ああ見よ鳥海七千余尺」 という勇ましいものだった。私の父の頃の歌である。

一寸五分のおかげで七千余尺が見えるというのは、ありがたい。

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コメント

そう、昨日は夕方急にまた寒くなりました。でも、春は暦にそんなに大きく逆らわずに、来ています。この写真といい、和歌といい、なんだか春めいてきましたね、私のお気に入りの和歌にします。

投稿: 豊田恵子 | 2006年2月26日 09時21分

豊田恵子 さん:

コメント、ありがとうございます。
今年は本当に、春の訪れがうれしいですね。

とくに、最近の私は意識のかなりの部分が東北に飛んでいるので、
本当に春がうれしいです。

投稿: tak | 2006年2月27日 00時04分

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