如月十三日の歌
用水の柵の目揺らすかぎろひよ疾く疾く移れ北へ北へと
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今朝の明け方はずいぶん冷え込んだような気がしたが、日が昇ってしまうと、うららかな陽気になった。
土手を散歩すると、向こうの用水路の柵が陽炎で揺れて見える。こんなにはっきりとした陽炎を見たのは、今年初めてだと思う。
三寒四温どころではない。一日か二日ごとに、暖かくなったり寒くなったりしている。きっと、日本列島の南半分のあたりを、冬と春の境目が行ったり来たりしているのだろう。
この境目が、早く北へ北へと昇っていってもらいたいものだ。日本海側の地方は、今年はもう十分雪に耐えた。
田舎の父に、そろそろ、三日に一度ぐらいでいいから、春の日射しを浴びさせてあげたい。
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