如月二十三日の歌
武蔵野の少女の胸を目指すらむ中央線の助走を眺む
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『森村誠一の写真俳句のすすめ』 という本を見つけて、思わず買ってしまった。
帯に 「私はデジカメを手に俳句をひねりながら、人生の大きな表現の楽しみを発見したとおもっている」 とある。
「俳句」 という語を 「和歌」 に置き換えたら、私が最近感じていることと同じだ。森村氏は、ご自身のサイトで 「写真俳句館」 というのを運営されてもいる。
となると、このサイトは 「写真和歌」 ということになるのかな。私としては、あくまでも 「和歌ログ」 ということにしておきたいのだけれど。
神田駅から中央線が武蔵野の郊外を目指していくところを写してみた。
友部正人の 「一本道」 という歌に 「ああ中央線よ 空を飛んで あの娘の胸に突き刺され」 という歌詞があった。ただ、中央線がそんな感じになるのは、中野より西、できれば、西荻窪より西だ。
東京駅から新宿までの中央線は、高架を這う助走だ。
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