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2006年3月12日

弥生十二日の歌

棕櫚の葉の夜風に震ふ彼方にて何恋しきか細く鳴く

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060312

一日中外出していて、遅くになって常磐道を飛ばして帰宅した。

夜の 8時頃、つくば学園都市のショッピングセンターに、休憩に寄った時には、かなり寒くなっていた。あの穏やかな朝と同じ日とは思えないほどだ。

広大なパーキングロットの上を、冷たい風が吹き渡る。

カーラジオの天気予報は、夜半には雨の降り出すところがあるという。寒冷前線の通過で、気温は冬に逆戻りだそうだ。

帰宅すると、例の庭の棕櫚の葉が風に吹かれて、まるで横殴りの雨が降っているようなパラパラと音を立てている。その音に混じり、犬の遠吠えが聞こえる。

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