弥生三日の歌
我が耳は弥生の空に広がれり世界を満たす鳥のさへづり
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今日は耳の日なのだそうだ。三月三日の語呂合わせなのだろうが、かといって、耳のために何をしてやれるだろうか。
耳掃除ぐらいしか、してやれることはないのではないかと思っていたが、このサイトで耳の日の趣旨をみて、「ほほう」 と感心した。(以下引用)
「耳の日」が制定されたのは、昭和29年(1954年)3月3日です。
耳鼻科学会が音頭を取り、厚生省のバックアップで制定されました。
一般の人々が耳に関心を持ち、耳の病気のことだけではなく、健康な耳を持っていることへの感謝、耳を大切にするために良い音楽を聴かせて耳を楽しませてあげるために、あるいは、耳の不自由な人々に対する社会的な関心を盛り上げるために制定されました。
また、この日は、三重苦のヘレン・ケラーにサリバン女史が指導を始めた日であり、電話の発明者グラハム・ベルの誕生日でもあります。
なまじ語呂合わせが単純すぎるので、軽く考えていたが、実はなかなか意味のある日なのであった。今日はきちんと自分の耳に感謝してみよう。
今日は久しぶりに日が出ている。二階のベランダに、くっきりとした影が刻まれている。ふと気付けば、意外なほど多くの鳥の声が聞こえる。ぼんやりしていては気付かない音というのは、案外多いものだ。
鳥の声の中で、耳が喜んでいる。
当初は
嬉しきは弥生を満たす鳥の声降り注ぎくる耳を開けば
と詠んだのだが、推敲して、上記の歌とした。
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コメント
自分では和歌を作らないで、この欄にコメントするのは大変失礼ですが、私は推敲前の、「嬉しきは・・・」のほうが、感動が伝わります。リズムが感じられるのですが。
投稿: 豊田恵子 | 2006年3月 4日 10時07分
う~む、
感動をとっても抽象化したのが、推敲後の歌なんですね。
あまり抽象化しすぎて、もやもやになっちゃったかもしれません。
また改めて推敲するかもしれません。
宿題にさせて下さい。
投稿: tak | 2006年3月 4日 12時15分