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2006年3月25日

弥生二十五日の歌

みちのくに春は来にけり真白なる雛の頬にも日の射しをれば

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060325

酒田に来ている。今日は暖かい日で、ようやく春爛漫だ。

今、酒田はお雛様の季節である。元々、酒田の雛祭りは月遅れで祝うのだが、最近は二月末から四月にかけて、「酒田雛街道」 というイベントが開催されている。

美術館や旧跡で、昔から伝えられる雛人形を展示するのだが、江戸時代から栄えた商業都市だけに、ため息をつくような見事な雛人形が、ずいぶんあるものだ。

昔の商家では、財にあかせてずいぶん贅沢な雛人形を買い求めていたもののようだ。今ではそれが地域の財産になって、多くの人の目を楽しませてくれている。何が幸いするか、わかったものではない。

ここ、山居倉庫の一画を改造した 「酒田夢の倶楽」 でも、加藤家という旧家に伝わる雛人形と、辻村ジュサブローの作品が、幻想的なまでの雰囲気で飾られている。展示スペースは撮影禁止だったので、残念ながら雛の写真はない。

今では、酒田と隣の城下町鶴岡の雛祭りを合わせて、「庄内ひな街道」 というイベントに昇華して、昨年は文化庁の公募した 「私の旅百選」 の特別賞に選ばれたらしい。

展示は 四月三日まで。お近くの人はどうぞ。

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コメント

私もブログを開設しました

http://blog1.net4u.org/sr4_diary.cgi?action=cat&cat=1&user=2726jyun

お暇なときにでも見てやってください。

投稿: じゅん | 2006年3月26日 04時39分

じゅんさん:

和歌ログのリンクページに加えさせて頂きました。
これからもちょくちょく寄らせてもらいます。

投稿: tak | 2006年3月27日 22時04分

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