弥生十八日の歌
梅咲くを見れば聞こえぬ音もまた今せる如く聴こえくるなり
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昨日、我が家の庭の梅が咲いた。自分の和歌日記を見ると、昨年は 十八日に咲いたことになっている。
今年は梅の開花が遅れるということだったが、我が家の梅は遅咲きながら、昨年よりは一日早い。よほどマイペースの梅である。
昨日、三時頃に庭を見たら、いつの間にか咲いていたのだったが、昨日の和歌ログは既に更新してしまった後だったので、今日付で写真を載せることにしたわけだ。
梅の花が咲くときは、ポンポンと音がするといわれている。蓮の花の咲くときも、パクリパクリと音がするといわれるが、蓮博士と呼ばれた大賀一郎博士の調査研究では、「残念ながら音は聞こえなかった」 と報告されたということは、一昨年七月十七日の和歌日記で書いた。
その時の歌は、こんなものである。
真白なる蓮の開けるかはたれはせぬ音もなほ響く心地す
今回もそのような気がした。
そういえば、TBS ラジオのキャッチフレーズに 「聴けば見えてくる」 というのがある。これはなかなか傑作だと思っている。
今日はこれから、三重県の伊賀上野に出張だ。
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コメント
ここの所、私好みの歌が続いています。
が、「日に輝けば」が、どうも私にはすっきりしません。これは、いつのでしたか、2~3日前のですね。
投稿: じゅん | 2006年3月18日 23時34分
>が、「日に輝けば」が、どうも私にはすっきりしません。
本格的な春になると、「竹の秋」 になって、竹は輝かなくなるということを対比的に言ったつもりだったんですが、遠回しでしたかね。
投稿: tak | 2006年3月21日 13時49分