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2006年4月30日

卯月三十日の歌

田の水の空を映して広がれば川は岸辺の花映し行く

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060430

連休二日目。明日締め切りの原稿を一本抱えている。これを仕上げれば、連休後半は、なんとかのんびりできそうだ。

今日は天気がいい。この季節の天気の良さというのは、ぼんやりと霞んだ空を意味しているようだ。

冬の間の乾いた木枯らしが去り、風はほどよく水蒸気を含むようになる。世界に潤いが戻る。

小高い丘から眺めると、眼下に広がる田は水を張り、空を映している。空が目の上と足元にあり、その境目が地平線になる。

小川も水量を増し、岸辺の菜の花を映して流れている。この季節、日本は水の国になる。

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