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2006年5月10日

皐月十日の歌

蜘蛛の巣に卯の花くたしの雨粒の輝きをれば払ふ能はず

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060510

早朝からの小糠雨が、九時を過ぎてようやく止んだが、まだまだどんよりして、空気も肌寒い。この先、一週間は天気がぐずつくといっている。

今の時期のこうした雨模様の天気を、「卯の花くたし」 というのだそうだ。

そういえば、まだ旧暦では卯月の十三日である。最近ではあまり見られなくなったが、卯の花の咲く季節だ。初夏に咲く卯の花をくさらせてしまうほどの、冷たい雨が続くことをいうらしい。

我が家の裏の空き地に植えた紫陽花が、だんだん緑の葉を繁らせ始めた。蜘蛛の巣が張った植えに雨粒が乗っている。

蜘蛛の巣は、天然の防虫ネットだから、あまり見苦しくないうちは、放っておくことにしている。

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