皐月二十日の歌
蒲公英の白き綿毛の中心に孵化直前の恐竜はゐる
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朝まで雨が残るという予報だったが、そんなこともなく、曇り空ベースに時々晴れ間がのぞく天気。
それで安心していたら、夕刻、国道六号線を走っているときに雷雨の洗礼にあった。しかし、その雨もほどなく小降りになり、空の色も、日が暮れる前に再び少しだけ明るくなった。
かなり蒸し暑く、今月初めまではストーブをつける日もあったのが信じられないほどだ。季節はたった半月ほどで、早春から初夏に切り替わった。
道端にタンポポの花が咲いていて、白い綿毛になったものも多くある。
まだ種子が風で飛んでいないのは、見事に真ん丸くなっている。指先で少しでも触れたらあっという間に崩れて飛んでしまいそうだ。「フラジャイル」 という英語がぴったりの様相である。
この真ん丸い綿毛は、小さな地球に見えたり、恐竜の卵のように見えたりすることがある。その中心に、孵化直前のステノザウルスが眠っているかのようにも見えたりする。
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コメント
takさん、お久しぶりです。
トラバさせていただきました。
関西ではとうにたんぽぽ綿毛も飛んでいってしまいましたが、東の国では今が見頃なのですね。こうしてさまざまな和歌ログを拝見していると、地域の季節の差がよくわかり、興味深いです。
お仕事で方々へ飛び回っておられるようですが、晴れ男の鉄則は揺るがないですか? 梅雨時には関西方面のお仕事を入れてくださいね(笑)。
投稿: あくあ | 2006年5月22日 22時10分
あくあさん:
タンポポは、関東では今が盛りです。
それに、今年の夏も、西日本が暑くなりそうですね。
暑いときに限って、京都とかに行く仕事が入ってしまいます。
ここ二年間、そうでしたから、今年もそうなりそうな気がします。
晴れ男ぶりは、初日に遺憾なく発揮しました。
二日目は、屋外での写真撮影が終わっていたので、振りましたが、影響なしでした。
投稿: tak | 2006年5月23日 14時30分