水無月四日の歌
蝶は舞ひ雀遊びて燕飛び雲雀の昇る葦原の上
朝のうちはどんよりと曇って肌寒かったが、昼前から青空が見え始め、少しは初夏らしくなってきた。
久しぶりの休日なので、裏の土手際の雑草刈りをしたが、あまり汗もかかずに仕事を終えた。
始める前は、汗だくになってシャワーを浴びなければならないと思っていたので、なんだが拍子抜けだ。
草刈りを終えて、土手を散歩した。
私の歩く速さと同じぐらいのペースで、二匹のモンシロチョウが舞い飛びながら付いてくる。その後ろから、ふいにツバメが宙を滑るように飛んで追い越していく。その向こうではスズメが遊び、彼方からひっきりなしに聞こえてくるのは、昇るヒバリのさえずりだ。
涼しいとはいえ、さすがに初夏である。生き物の気配に溢れている。
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