« 文月十九日の歌 | トップページ | 文月二十一日の歌 »

2006年7月20日

文月二十日の歌

シートにて囲はれしビルの高きより電動カッターの音の雨降る


060720

ドサ廻りから戻って、久し振りに神田のオフィスに出ている。しばらく空気のいいところにいたせいか、都会の空気がねっとりと重苦しく感じられる。鼻毛が伸びそうだ。

空は相変わらずどんよりと曇っているが、降ってはいない。

先ほど、大阪の関係筋から電話が入り、話のついでに 「東京の雨はどうですか?」 と聞かれた。

「降ってないですよ」
「へっ、今日は日本中、雨なんとちゃいますの?」

どうやら、大阪は土砂降りのようだ。気の毒に。

そういえば、最近はテレビを見れば大雨の災害が報じられているが、私はこの一週間、一度も傘をさしていない。降らないわけではないのだが、私が屋外に出ると、必ず雨が止む。

ただ、雨は降らないが、向かいのビルの工事で電動カッターで金属か何かを切っている鋭い音が雨あられのように降り注いでくる。なにやら、歯医者のヤスリのような音で、ちょっと奥歯のあたりがひいやりする。

|

« 文月十九日の歌 | トップページ | 文月二十一日の歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 文月二十日の歌:

» よく続くあめです〜 [楽しく百年日記]
はじめまして。当ブログでは日常生活の小さな小さな出来事を記録している「日記ブログ」です。4歳の息子・1歳の娘の楽しかったことや泣いたことなども載せていきます。よければお越し下さい。いきなりのトラックバックをお許し下さい。... [続きを読む]

受信: 2006年7月20日 18時53分

« 文月十九日の歌 | トップページ | 文月二十一日の歌 »