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2006年7月25日

文月二十五日の歌

誕生日を過ぎても梅雨は明けぬらしさほど稀なることにあらねど


060725

 

いきなり細かい話で恐縮だが、日本人は誕生日の当日ではなく、その前日に年をとるのである。

そのへんの事情については、私のもう一つのブログ "Today's Crack" (一昨年 12月 22日付) で触れている。民法でそう規定されているのだ。

人間は誕生日当日に年をとるものと思っていた方には、甚だお気の毒だが、とにかくそういうことになっているのだ。

もっとも、人間の歳なんていうのは、決め事だから、決め方によってどうにでもなる。戦前は数え年方式で、大晦日に生まれた赤ん坊は翌日には二歳になっていたのだから、それに比べれば、まだ影響が小さい。

というわけで、私も本日で年をとった。誕生日は明日だが。(何歳になったかなんてことには、敢えて触れたくない歳になったとだけ言っておこう)

朝から降っていた雨は、昼頃に止んだ。さしもの梅雨前線も、だんだん力が尽き始めたようだ。

気象庁のサイトで調べると、私が大学に入って上京した昭和四十六年以後 (しまった、歳がばれてしまう)、関東甲信越の梅雨明けが私の誕生日以後になったことが、計五回ある (参照)。今年は六回目となりそうだ。

三十六年間で六回となると、六年に一度ということだ。東北南部に暮らした十八歳まででも (ああ、これでしっかりばれたな)、三回だから、ペースは同じ。それほど珍しいことでもないとわかる。

アスファルトの路面に残った水溜りに、ビルと薄日が映り込んでいる。

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