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2006年8月25日

葉月二十五日の歌

熟さざるうちに落ちたる柿の実の虫養ひて赤み帯びたり


昨夜はとても蒸し暑かったが、夜が明けると雲が広がり、風も吹いてきてしのぎやすくなった。実際はまだまだ残暑が続くのだろうが、妻は 「季節が変わったね」 と、気の早いことを言う。

裏の小川の土手を散歩すると、自然に生えた柿の木に緑の実がたくさん成っている。赤く熟すにはまだ早いが、なるほど、確かに季節は変わりつつある。

柿の木の下には、熟す前に落ちた実が転がっている。鳥がついばんで落としてしまうのだろうか。落ちた実は、古いものから順に、中身がすかすかになって、皮だけと化していく。地を這う虫たちが集まって、中身を食べているのだ。

そうするうちに、青かった実がちゃんと柿色になっていくから不思議だ。木に成っている実に先駆けて、自然界の役目を果たし終えたということか。

今日で、和歌ログ九百九十八首目。明後日で一千首目となる。

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