長月一日の歌
踊り場の軒端に羽根を休めゐし秋津は去りて雨ぞ来たれる
今日から九月。もっとも、旧暦でいえばまだ七月九日。もっとも、閏七月だが。
今年の旧暦は初秋の七月が二回あり、二回目はまだ始まったばかりだから、めっきり涼しくなったとはいえ、あと何度か残暑がぶり返すのは、「想定内」 として覚悟しておこう。
何度も書いていることだが、旧暦というのは、日本の季節感にとてもよく沿っており、閏月というのも、勝手な都合で入れたようでありながら、その年の季節の移ろいにマッチしていたりするので、あなどれない。
朝、階段を降りようとしたら、踊り場の窓の外にトンボが止まっていた。あわててカメラを取りに戻ってあたふたと撮ったので、少しピントがぼやけてしまったが、せっかくだから、今日の写真に使おうと思う。
十時頃から雨が降ってきた。トンボはどこで雨宿りをしているのだろうか。
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コメント
ご無沙汰しました
夏もおわりですね、ちょっと暇になりましたので
ゆっくりお歌を鑑賞させて頂きます。
投稿: 順 | 2006年9月 1日 22時53分
順 さん:
コメントありがとうございます。
関東では、今年の夏は案外短かったような気がしています。残暑は長引きそうですが、朝晩はもう、十分涼しいですね。
投稿: tak | 2006年9月 2日 06時48分