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2006年10月 6日

神無月六日の歌

大雨に川面は膨れ渦巻けど勤めの如く虫は鳴きゐる


夕べからかなりの土砂降りが続いていて、大雨洪水警報が発令されている。秋になってめっきり水量の少なくなった裏の川も、今日は渦を巻いて流れている。

以前、この辺りは洪水地帯で、このぐらいの雨が降ると、県道に出る途中の道路が必ず冠水していた。それだけならまだしも、自宅の前の道路まで冠水することも珍しくなかった。

だから、大雨の前には、車を県道近くまで避難させておかないと、どこにも出られなくなるのだった。

最近は遊水池ができたおかげで、めったに道路冠水はしなくなった。せっかく発令された大雨洪水警報が、なんとなく他人事のような気がするのは、ありがたいと言えば、ありがたいことである。

それでも、階段の踊り場から、どんどんふくれあがる川の流れを眺めていると、身に付いた緊張感が少しばかり戻ってきたりする。

ただ、こんなに土砂降りでも、どこかで虫の鳴く声が聞こえる。きっと縁側の下あたりの雨の当たらないところに潜んでいるのだろう。暗がりだから、ずっと夜みたいなもので、一日中鳴いている。

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