霜月十二日の歌
熱き頬に心地よきかな坂東の木枯らし一号今日吹きにけり
昨日の天気予報通り、東京で木枯らし一号が吹いたようだ。昨年と同じ日だそうである。
東京で吹いたということは、もちろん筑波周辺でも吹いたのだろう。それほど凍えるほどの冷たさではないが、確かにひんやりする強風が吹いた。
関東の秋の木枯らし一号とは、毎年この程度のことになる。いくら薄の穂が風になびいても、東北の骨身に応えるような風とはえらい違いだ。
昨年の今頃、盛岡に出張した。盛岡駅で新幹線から降りると、まず感じたのが、「うわ、顔が冷たい!」 ということだった。風の体感温度がまるで違う。
明日はまた小春日和だそうだ。十一月も下旬にならないと、関東では冬に近づいているような実感がない。
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