霜月三十日の歌
百年の木の黒壁に映りたる欅並木の影ぞゆかしき
今日の山形県庄内地方の天気予報は、曇りのち雨だったのに、何かの間違いみたいに、天気がいい。
朝から、周囲の山には分厚い雲がかかっているが、頭の上は青空だ。いくらなんでも、昼過ぎには曇るか降るかするかと思っていたが、夕暮れが近くなってもまだ青空がのぞく。
写真は、午後二時半頃の山居倉庫。いい角度で日が射しているので、ケヤキ並木の影がくっきりと刻まれている。
いくら私が晴れ男だからといっても、ちょっとできすぎだ。明日は曇り時々雨か雪という予報だから、帰り道の峠越えは、少しは雪になるだろうと思っている。
せっかくスタッドレスタイヤに替えて来たのだから、少しぐらい降ってもらわないと、面白くないと言ったら、父が、「何を馬鹿なことを、雪は降らないに越したことがない」 と言っていた。
雪国に暮らす人間の実感である。なにしろ、去年から今年にかけての冬シーズンが何十年ぶりかの豪雪だったから、確かに、今年はできるだけ雪が降らないでもらいたいだろう。
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