霜月二十六日の歌
もみぢ葉を暗きまで染む紅のうちにぞ冬の影はさし来る
今月の二十一日から旧暦の十月に入ったので、カテゴリーを便宜上「冬の歌」 としているが、晩秋と初冬というのは、なかなか実感的な区別がしにくい。
実際には晩秋の中に初冬があり、初冬の中に晩秋が引きずられている。
俳句の歳時記では、季語によって 「えいやっ」 とばかりに季節が分けられているが、あれはなかなか名案かもしれない。あのぐらいの割り切り方をしないと、季節なんて捉えきれない。
今日はつくば学園都市のど真ん中、つくば美術館に行ってきた。周辺は、二十年以上も前のつくば万博の時に造られたエキスポセンターなどの施設があり、公園も綺麗に整備されている。
風の冷たさは充分に関東の冬なのだが、公園の紅葉は今が盛りである。まさに晩秋と初冬がオーバーラップしている。
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