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2006年12月 8日

師走八日の歌

松が枝は縄で張りたるピラミッドパワーの中に護られ眠る


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金沢二日目。仕事はほとんど昨日で終わったので、今日はのんびり帰ればいい日である。

というわけで、今日は昼前に駆け足で兼六園と、犀川の川向こう、西茶屋街を見物し、駅弁を買って鈍行列車に飛び乗り、富山駅で降りて、富山城跡を見物した。

兼六園は二度目だが、富山は昨日通り過ぎただけなので、一応、街を歩いてみたかったのである。

歩いてみての感想。富山には悪いけど、やっぱり、金沢はすごい。加賀百万石というのは、大変なものだったのだと、しみじみ思う。

一枚目の写真は、兼六園の 「雪つり」 された松の枝の真下から、上を見上げて撮ったもの。縄で作られたピラミッドパワーで、松の枝が護られている。「雪つり」 は、離れて見ると、三枚目の写真のようになる。

多くの都市でそうなのだけれど、金沢も犀川を渡って川向こうに行くと、ちょっと 「異界」 っぽいスパイスがまぶされて、ムードががらりと変わってしまうのが面白い。

私は、異界も大好きである。今度、時間の余裕があるときに、金沢の寺町をゆっくりと歩いてみたい。

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あ、そうそう、今日も雨は朝のうちに降っていたが、私が外を歩いている間は、ほんの数滴感じただけで済んだ。金沢を見るには、ちょうどいい湿り気だった。

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