師走十二日の歌
携帯のカメラに映る東京の顔はいつもと異なりてをり
今日は家を出る時に、スイカとパスネットの入った定期入れとデジカメを持つのを忘れてしまった。
それで、出張先を除けば何年ぶりかで乗車券を買って電車に乗り、都内の何ヶ所かを廻った。
今年の春、二百三十万画素のカメラ付き携帯電話に買い換えたので、一時的に外出先での撮影はすべてケータイでまかなおうと思ったことがあったのだが、カメラ専用機としてのデジカメの使いやすさには及ぶべくもなく、すぐに止めてしまった。
それで、ケータイはデジカメを忘れたときの補助と思っていたのだが、今日、その役割を果たすことになったわけだ。
それにしても、ケータイのカメラは、デジカメと全然使い勝手が違う。この面倒くささは、電車に乗るのにいちいち券売機で乗車券を買わなければならないおっくうさと、共通する気がした。
それにしても肌寒い一日だったが、電車に乗ると暖房が効いていて、途端に汗ばんでしまう。都会のアイロニーである。
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