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2006年12月15日

師走十五日の歌

徒歩にては思いがけなき道のりに薄紅色の山茶花は咲く


今日は自宅で原稿書きの仕事。雨も止んで、昼頃から青空が出てきた。

ずっとパソコンの画面に向かっていると目が疲れるので、目薬をさそうとしたが、切れてしまっている。運動不足解消にちょうどいいから、近所のドラッグストアまで歩いて買い物に行ってきた。

その店まで、おそらく 八百メートルほどしかないのだが、やけに遠く感じる。都会で歩く分には、一キロでもそれほど苦にならないのに、我が家のような田園地帯を開発した住宅地では、五百メートル先に行くにも、車を使う習慣が身に付いてしまっているからだろうか。

ただ不思議なもので、近所の散歩コースになっている我が家の裏手の土手は、いくら歩いても苦にならない。

これはきっと、周囲の雰囲気によるものかもしれない。都会や散歩コースは、多かれ少なかれ、周囲に歩いている人がいる。しかし、単なる田舎道は、車と自転車しか通らない。

車と自転車しか通らない道を自分だけが徒歩で行くと、なぜかものすごく遠くまで歩いているような気がするのだ。人間は雰囲気の生き物である。

帰り道は、遠回りして土手を歩いてみた。遠回りしたのに、やはりそんなに遠くは感じない。土手際には山茶花の花が咲いていた。椿と区別がつかないが、山茶花ということにしておこう。夜来の雨に濡れて、まだ乾かずにいた。

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