師走五日の歌
我を見ず我よりも見えず足下を土竜は今も掘り進みゐる
今日は少しは寒さが和らぐかと思っていたが、そんなこともなく、相変わらず気温は上がらない。といっても、これが普通の冬の天気ということなのだろう。
最近は、暖冬に馴れすぎかもしれない。
土手の所々に、茶色の土が少しだけ盛り上がっているのが見える。モグラの穴である。
平地だと土がもう少し盛り上がって 「モグラ塚」 という言葉にふさわしい形になるが、土手の斜面だと、この程度の 「モグラ穴」 になる。
あちこちに 「モグラ穴」 がある割には、モグラそのものは、以前にちらりと見たことがある程度で、はっきりした印象というのは、全然ない。
そこら中にいるのは確かなのだが、私にとっては幻の生き物である。
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