平成十九年元日の歌
真直ぐなる道を駆けると人の言ふゐのししに見む阿吽の姿
謹賀新年。
亥年である。年明けの画像は、下手な字で恐縮だが、「亥」 と書いたつもり。
京都の護王神社は 「猪神社」 として有名で、境内には狛犬ならぬ 「狛猪」 がいる。この猪は、祭神である和気清麻呂が道鏡事件で宇佐へ配流の際に、難事から救ったという故事から来ている。
狛犬のように、猪が 「阿吽」 の姿を現している。
猪突猛進は勘弁してもらいたいが、「真っ直ぐの道」 は、考えようによっては深いものがある。形の上での 「真っ直ぐ」 にこだわりさえしなければ、それは自由自在の道なのかもしれない。
と、ここまで格調高く記しておいて、急に身も蓋もない話になってしまうが、「猪」 というのは、本場の中国ではブタのことらしい。
そういえば、本格的な中華料理店のメニューで 「猪肉」 と書いてあれば、それは 「豚肉」 のことだ。西遊記の 「猪八戒」 も、イノシシではなくブタの姿である。
イノシシのことは、どうやら、「野猪」 というらしい。
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コメント
以前イノブタっていたよね?
野猪って漢字を見たら
急に思い出した。
投稿: アンジェロ | 2007年1月23日 16時07分
アンジェロ さん:
イノブタってイノシシとブタを掛け合わせたんでしたっけ?
ブタって、イノシシを家畜化したものだから、イノブタも、飼っているうちに、ブタと変わらなくなったりして。
投稿: tak | 2007年1月23日 22時56分