睦月二十八日の歌
昨冬の雪の記憶の新しき目には冬とも見えぬ山越え
朝、つくばを発って、酒田に来ている。
心配していた雪の影響はまったくなし。途中、最も難所となるはずの国道百十二号線、通称 「六十里越え街道」 も、道端に除雪された雪があるものの、拍子抜けするほどスムーズに超えられた。
「この程度の雪だったら、子供の頃の酒田市内よりまだ少ないね」 と、妻と話しているうちに、山越えは終わり、平地に降りると、まったく雪がない。
とてつもない豪雪だった前の冬シーズンと、足して二で割ればちょうどいいのだが、自然というのはえてして、こうして偏った現れ方をしてみせる。
写真は、六十里越え街道の途中から、月山山頂方向を撮ったもの。彼方に城っぽく移っているのが、雪を戴いた月山山頂付近の稜線である。
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