如月十六日の歌
行く川の水絶えずしてその水の流るる路 (みち) も変はり行くなり
裏の小川の拡幅工事が進んでいる。この写真の左奥にも、黄色のパワーショベルが映っている。
多分三月以後は農作業が始まり、川の水位も上がるので中断して、秋以降に続きが行われるということになるのだろうが、いずれにしても、我が家の裏の景色がかなり変わってしまうことになる。
唱歌に歌われた 「春の小川」 的風景は、多分今年で終わりだろうから、しっかりと写真に納めておこうと思うのである。
景色が変わりつつあるといえば、この写真で言えば右手奥に小さく見える青っぽい建物が、新しくできた鉄道、つくばエクスプレスの、みらいだいら駅前に建設中のマンションである。
近頃、突然姿を現してきて、驚いてしまった。このあたりは高層マンションとは無縁の地域だと思っていたのだが、時代が変われば変わるものである。
「行く川の水は絶えずして、しかももとの水にあらず」 と方丈記にはあるが、「もとの水路にはあらず」 というのも、全然普通の話だったのである。
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コメント
まさに、その通りですね!
このように、人間の営みや歴史は、ドンドン積み重なり
埋められて行く感があります。
投稿: 歩遅子 | 2007年2月17日 01時56分
歩遅子 さん:
実は、一つところに 25年も住んだのは初めてのことでして、それまでは、最長で 7年です。
このくらい長く済むと、周囲の移り変わりがかなり意識されますね。
それ以前は、周囲よりも、自分自身の変化の方が激しかったみたいな気がしますが。
投稿: tak | 2007年2月17日 23時09分