如月四日の歌
立春の風に少女の自転車も新幹線も止まりたるなり
立春なので、「春の歌」 というカテゴリーにさせていただくが、体感温度としては昨日よりずっと寒い一日だった。
今日は某ロケハンで、つくば学園都市をうろうろしていたが、冬の季節風が吹き荒れて、ぐったりと疲れてしまった。東北新幹線が運転を見合わせたというのだから、並の風ではない。
ショッピングセンターの自転車置き場に置かれた自転車は軒並みなぎ倒され、びゅーっという轟音と共にさらなる強風が吹くと、通りを行く自転車がピタリと止まってしまう。ペダルがこげないほどの向かい風というのもすごい。
写真は、向かい風で前進を阻まれてしまい、悲鳴を上げる自転車の女子高生の一団。気の毒に。
畑の土が巻き上げられて、遠くの景色が土色に煙る。春一番の吹く頃にはよく見られる光景だが、今日の場合は風向きが逆だ。家に帰れば、猫たちも外に出たがらず、膝の上に昇って甘えたがるばかりである。
明日は暖かくなるらしい。寒暖の差が激しいのは春先の特徴だが、いつもの年に比べ、どうも半月以上前倒しのような気がする。
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コメント
当地は<空っ風>で有名であります。
相当な風が吹き荒れて、全く赤城山の風神が暴れまくって
居るんではなかろうか!と・・・。
そんな慣れを持つ私でありますが・・・
今日の風は、やはり凄かったです!
家がとばされるかと・・・思った位でした!
投稿: 歩遅子 | 2007年2月 5日 01時49分
歩遅子 さん:
当地でも、瞬間風速は 30メートル近くになったようです。
台風並みですね。
向かい風だと、息が苦しかったぐらいですから。
投稿: tak | 2007年2月 5日 16時27分