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2007年3月31日

弥生三十一日の歌

傘福の蘇りたる今の世の円きを祈り雛を祭らむ


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昨日の和歌日記でも述べたように、庄内はひな祭りの盛んなところである。この辺りでは、ひな祭り (に限らず、端午の節句でも、七夕でも) は月遅れで行なわれるので、今がひな祭りの最高潮だ。

庄内ひな街道という企画が催されていて、今は、庄内中、どこに行っても自慢のおひな様が飾られている。昔々、酒田の港が栄えていた頃、豪商や豪農が財にあかせて江戸や京都から取り寄せた、どえらい値打ち物の骨董お雛様も、ここぞとばかりに飾られていて、それはそれは素晴らしいものである。

ただ、そうしたお宝物は、「撮影禁止」 なので、ここに写真で紹介するわけにはいかないのが残念だ。こちらで、そのほんの一部が紹介されているが、生の迫力にはかなわない。

で、「もう一つの庄内雛街道」 というタイトルで参加しているのが、「傘福」 という飾り物だ。昔、酒田で一番の格式を誇る料亭だった山王クラブという建物で開催されている。

これは、傘の下にびっしりと飾りをぶら下げたもの。これは、山王クラブの案内によると、「海路で酒田湊が隆盛をきわめた頃、発祥のいわれは定かでないが、庶民の切なる願いを観音様に奉納し、また、お祝い事のときはそれぞれの意味合いの飾り物を傘先に下げ、幸せを願ってお祈りした風習」 とされている。

長らく途絶えていたようで、私は全然記憶がないのだが、最近になって復活しているようだ。織物を裁断して、いろいろな形に縫い上げ、吊るしている。中には古い着物地を使っていると思われる飾りもある。

酒田では今、傘福作りがブームになっているようで、おばちゃんたちが夢中になって作っている。それはもう華やかなもので、酒田の街がじゃらじゃらした上方ムードに包まれてしまっている。

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