« 弥生二十九日の歌 | トップページ | 弥生三十一日の歌 »

2007年3月30日

弥生三十日の歌

月遅れの三人官女真中には立ち雛のゐて懐かしきなり


 

0703301

今朝、つくばの里を発って、酒田に来ている。今日の酒田は寒い。

酒田のひな祭りは月遅れで祝われる。最近、庄内のおひな様はかなり注目の的で (参照)、商店街では、古くから伝えられているひな人形を飾りつけている。夕食を食べに入った木鉢という蕎麦屋にも、見事な雛飾りがあった。

大奮発して、最上段には三組の内裏雛が飾られている。それから、庄内の三人官女は、真ん中が立ち雛で、両側が座っているのが多いようだ。江戸で見るのと逆である。

一番下の段には、「うどがわら人形」 が飾られている。これは、酒田近郊の鵜渡川原というところで作られていた素焼きの土人形。博多人形と同じ作り方なんだろうが、こちらの方がずっと庶民的だ。今でも作られているのかどうかは、知らない。

【追記】

KEICOCO さんのご希望に応えて、うどがわら人形のアップを掲載。(ちょっとピンボケで恐縮)

0703302

 

|

« 弥生二十九日の歌 | トップページ | 弥生三十一日の歌 »

コメント

うどがわら人形もっとそばでみたいです。月遅れも雛人形はいいですね。酒田にいつか行ってみたいです。

投稿: KEICOCO | 2007年3月30日 22時39分

KEICOCO さん:

本来の桃の節句は、旧暦ですので、今年で言えば 4月 19日になるので、月遅れでも早すぎるぐらいなんですがね。

うどがわら人形、ご希望に応えて、追加で写真をアップしておきました。

投稿: tak | 2007年4月 3日 13時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 弥生三十日の歌:

« 弥生二十九日の歌 | トップページ | 弥生三十一日の歌 »