卯月十五日の歌
黄昏に枝垂れ桜の咲き初めてことさら赤し固き蕾は
この辺りでは珍しい枝垂れ桜の写真を撮った。日暮れが近かったので、フラッシュをたいたら、ちょっと人工的な色になってしまったが、それはそれで、ちょっと変わった味が出た。
まだ小さな蕾もあり、これからけっこう長い間楽しめるかもしれない。
桜というのは、蕾のうちにはピンクの色素が凝縮されているので色が濃いが、咲ききってしまうと、色素が散らばって、白っぽくみえるものらしい。なるほど、この写真でそれが確認できる。
気象予報士の森田正光さんが、ラジオで 「毎年、いろいろな人に 『今年の桜は白い』 と言われる」 と言っていた。これはまったくの錯覚らしい。蕾のうちに濃いピンクだったものが、開いてしまうと薄くなるので、ことさらに 「今年の桜は白い」 と感じられるもののようだ。
明日は仕事で米沢に行く。車で行くので早起きだ。途中で、桜の満開が見られるといいのだが。
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