文月九日の歌
山桃のまだ青き実の慎ましき光沢見ゆる舗道の葉陰
昼時、神田岩本町の街を歩いていると、街路樹に小さな実のなっているのを見つけた。真ん丸の実だが、よく注意してみないと目立たない。
こうしたものにふと目が止まるようになったのは、毎日更新の和歌ログのために、写真も毎日撮っているので、目の感度がよくなってきたからかも知れない。
視力は落ち、眼科医には老眼だの乱視だのと言われて、眼鏡をかけるようになって 十年近くになるが、そうした数値的なものと目の感度というのは、連動しないようだ。
以前は見えなかったものが見えるようになったというのは、うれしいことである。
インターネットで検索してみたのだが、これはどうやら、ヤマモモという木の実ではないかという気がする。手入れが楽なので、街路樹にも用いられるという。実は熟すともっと赤くなるようだ。
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