葉月十七日の歌
かろうじて深呼吸する暑き日に白き木槿は雨を待ちゐる
昼前までは天気予報通りに曇っていて、かなりしのぎやすかったが、昼過ぎからはすっかり晴れて、また暑くなってしまった。
とはいえ、昨日までの気の狂ったような暑さと比べれば、まだ大分ましだ。三十三度でしのぎやすく感じてしまうというのも、おかしな話だが、とにかく昨日までは暑すぎた。
昨日は、日陰だろうが、風通しがよかろうが、勘弁してくれというほどの暑さだったが、今日は、風通しのいい日陰ならば、かろうじて昼寝ができそうなぐらいの気温だ。
確かに、昨日までとは空気が違っている。昨日は息を吸っただけで、体温より高い空気が肺の中に入ってきて、頭がぼうっとしそうだったが、今日は気持ちよく深呼吸ができる。少しは生き返ったような気になる。
明日は栃木県に出張。北関東は曇り時々雨で、気温は三十度を切るという予報が出ている。晴れ男の私が出張する日は、「時々雨」 程度の予報では大抵晴れてしまうのだが、明日に限ってはこの予報、どうか外れないでもらいたい。
ムクゲの花も、雨を待っているような風情である。
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