葉月二十四日の歌
筑波嶺を仰ぐ地を灼く真夏日の途切れたる日の稲穂は重し<
今日は東京が三十三度になるなんて言われていたが、途中で予報も修正されて、三十一度ほどで済んだようだ。茨城南部は二十九度で、ようやく真夏日が途切れた。
三十四、五度に慣れてしまうと、二十九度は涼しい。思い切り深呼吸をしても、頭がくらくらしない。なかなかいい気持ちの日だった。
とはいえ、二十九度で涼しく感じるというのは、今年の夏がいかに猛暑だったかということで、あまり嬉しくもない。
田んぼの稲は、かなり頭を垂れてきた。もうすぐ稲刈りが始まるだろう。
私の故郷、庄内では、稲刈りを 「いなかり」 (より正確には 「いながり」 と訛る) と言う。だが、ワープロでは 「いなかり」 と入力しても 「稲刈り」 に変換されない。それで初めて、共通語では 「いねかり」 なのだと知った。
「いなかり」 の方が雰囲気出るんだがなあ。私のイメージでは、「いねかり」 で収穫されるのは 「普通の米」 で、「いなかり」 で収穫されるのが 「おいしい米」 ということになっている。
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