« 葉月十二日の歌 | トップページ | 葉月十四日の歌 »

2007年8月13日

葉月十三日の歌

夕暮れの家々の影長く伸び小さき川を越えて映りぬ


0708131

彼岸である。つくばに戻って、朝のうちは涼しいような気がしていたが、午後になるとどんどん気温が上がって、やはり関東の夏という一日になった。

いろいろな種類のセミの声が入り交じって響く。人間は汗をたらしながら、それを聞いている。

それでも、午後五時を過ぎると、日が陰り始めて、影が長くなる。裏の小川の土手に、家々の影が映っている。

この土手も今年限りで、冬になれば崩されてしまう。新しい土手は既に向こう側に築かれている。あそこまで影が伸びることは、なかなかないだろう。夏の夕暮れの景色が変わってしまう。

 

 

|

« 葉月十二日の歌 | トップページ | 葉月十四日の歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 葉月十三日の歌:

« 葉月十二日の歌 | トップページ | 葉月十四日の歌 »