葉月七日の歌
稲の穂のやや黄味を帯びしかもなほ垂るる能はず明日は立秋
ようやく梅雨が明けたと思うまもなく、明日が立秋である。今日までは 「暑中見舞い」 だが、明日からは 「残暑見舞い」 だ。ずいぶんしんどい残暑にはなるだろうが。
立秋になると、放送などでは 「暦の上ではもう秋」 などと枕詞のように言われるが、「もう秋」 というよりは、「秋の気配のスタート」 の日という意味合いだと、私は思っている。
秋への道しるべの立つ日だと思えばいい。そういえば、夏至の頃と比べて、既に夜がずいぶん長くなっている。関東では、七時になればもう立派な 「宵の口」 だ。
近所の田んぼでも、稲の穂が出始めた。八月末になれば、稲刈りの始まるところもある。季節の移ろいは早い。
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