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2007年8月15日

葉月十五日の歌

暑き盆ひねもす蝉の声聞けば昔のことのみ思はるるなり


0708151

今日も大変な暑さだった。群馬県の館林では、四十・二度を記録したという。つくば周辺の最高気温は三十六度。明日は三十七度になるという予報だ。

今日と明日が暑さのピークで、土曜日からは少しは気温が下がるということのようだが、なにとぞ、そうであってもらいたい。明後日以後もこんなのでは、体がもたない。

そういえば、我が故郷、酒田も、昭和五十三年八月三日に、四十・一度を記録している。これは台風のフェーン現象によるものだったが、ちょうどその日、私と妻は、南アルプスの三千メートルの稜線で、ちっぽけなテントにこもって、そのフェーン現象の原因である台風の過ぎるのを待っていたのだった。

風の音が強まるたびに飴のように曲がるテントの中で、ラジオの天気予報を聞いていると、酒田で四十・一度を記録したと告げていたので、びっくりした記憶がある。

後で家族に聞いてみると、あの日は日陰にあるものでも、触るとみんな熱かったそうだ。直前まで人の座っていた座布団に座ると、ひんやりと感じたというのだからすごい。

夕方六時ごろ、雷鳴が聞こえたので外をみると、筑波山の方角に、雷雲が手前と向こう側の二重になって湧いていた。手前の雲でも相当なものだが、その向こう側のは、超大型である。沈みかけた夕日を受けて、なかなかの見ものだった。

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