長月二十一日の歌
駅に着けば待宵月は照りゐたり仰角四十五度の夜空に
名古屋への日帰り出張から戻り、ようやく取手駅に着いた。出張とは言っても、名古屋駅に隣接したホテルの一室での会議に出席しただけだから、名古屋の街は全然見ていない。
取手駅の西口から見上げると、半月(上弦の月) を一日分だけ膨らませた月が出ている。月齢は九を越えて、十に近い。こういう月をどう呼んだらいいのか知らないのがもどかしい。
まあ、こうした秋の月を総称して待宵月というらしいのだが。
ところで、月齢が十に近いということは、あと少しで中秋の名月ということだ。ちょっと調べてみたら、今月の二十五日がそうらしい。まだまだ日中は暑いので、中秋の名月が近いなんてことは、今の今まで、すっかり忘れていた。
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