神無月三日の歌
しがらみの底に埋もれし言の葉を掘り当てむとぞ夜道を辿る
仕事にも二通りあって、もっぱら自分の創作力というか、そっち方面の自由な能力に任せて突っ走って仕上げてしまえばいい類のものと、あちこちに連絡をとって調整に調整を重ねつつ、少しずつ前進していく類のものとがある。
私はどっちかというと、自分のやりたい放題で一気呵成に仕上げてしまいたいタイプなのだが、そんな仕事ばかりが回ってくるとは限らない。
最近は、あちこちに顔を出して折衝して、煉瓦を一つずつ積み上げるように構築する仕事に取り組んでいる。
そんな一日が終わると、和歌を詠むなんていう作業が、どこか遠くに飛んでしまうような気がしてしまうのだ。どうも、頭の中の使う筋肉が違うみたいな感じだ。
で、夜道を辿りながら別の方の筋肉を解きほぐして、ウォーミングアップしたりしている。そんな時に、こんな景色があると、つい写真に撮ってしまう。
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