神無月七日の歌
この年を限りに消ゆる堤には今年限りと彼岸花咲く
昨日のログでも触れたが、我が家の裏を流れる小川の土手に、ようやく彼岸花が咲き始めた。いつもの年は、まるで計ったように彼岸の頃に咲き始めるのだが。
ちなみに、去年はまさに彼岸の中日にこんな歌を詠んでいる。
自らの咲くべき頃を知りゐたる如くに赤き彼岸花咲く
今年はさすがに季節の進行が遅すぎて、彼岸花もお彼岸が来たのに気付かなかったようだ。
ところで、この土手も、多分この冬限りで取り崩されることになる。写真の向こう側にちらりと見えている黄色っぽいのが、新しい土手だ。川幅が二倍になるので、もう 「我が家の裏の小川」 とはいえなくなる。「普通の川」 になってしまう。
来年の彼岸の頃は、新しい土手に赤い花が咲くだろうか。
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