霜月二日の歌
妻を亡くし灯火のなき玄関に着くは侘しと漏らす人あり
あっという間に日が暮れた。一日中忙しかったこともあるが、やはり、日が短くなった。
仕事先の T氏は、今年奥さんを亡くした。私の父もそうだが、最近、身の回りで奥さんの方が早死にしてしまう人が目立つ。どういうめぐり合わせだろうか。
日が短くなり、すっかり夜の気配になっていると、灯りのついていない自分の家に入るのが侘しい気がするという。確かにそうだろう。日暮れが早くなると、そうでなくてもなんとなく物悲しい気がするから。
というわけで、今日は屋外の景色を撮影する暇もないうちに暗くなってしまった。帰りに寄ったスターバックスで、今日の和歌日記を書いている。
実はこの和歌ログの、少なくとも十五パーセントぐらいは、スターバックスのテーブルで書いている。
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