平成十九年大晦日の歌
水鳥として生まるれば水に棲む鮒を喰らふに鵜はためらはず
大晦日だからといって、時の流れ方に格段の違いがあるわけではないが、それでもこちらの感じ方にちょっとした違いがある。
時の流れをとくに濃密に感じるような時期はとうの昔に過ぎて、今は淡々としたものだが、それでも、ちょっとだけ感慨めいたものはある。
土手の道を散歩していると、二羽の川鵜 (だと思う) が水面に浮かんでいる。二羽はつがいだと思うが、あまりベタベタしてはおらず、勝手にあちこち移動しては、時々水底に首をつっこんで、魚を捕って食べている。
こちらがカメラを向けると、さすがに野生の鳥の敏感さで察知して、すぐに飛び立つ。鉄砲でも向けられたと思うのだろうか。この用心深さによって、生き延びられるのだろう。
明日は新年。よいお年を。
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