如月十三日の歌
凍りたる雨は朝日の差し来れば律儀に解けて水に戻りき
昨日書いたとおり、別の種類の寒さがやってきた。「寒々しさ」 から 「きりりとした寒さ」 への転換である。
昨日一日中、雨降りで気温の低い状態が続いた上に、夜中に急に晴れ渡ったので、道の水溜りがすべて凍ってしまっている。
朝日の当たったところから徐々に解け出して、駅に向かう頃にはぐしょぐしょになっているところが多くなっていたが、日陰は凍ったままだ。
面白いのは、写真のような日の当たるところと当たらないところの、微妙に交差したところである。柵の影が落ちているところは、日の昇るにつれて陰が移動すし、日の当たったところから順々に解け出している。
氷の解け方というのは、なかなか律儀なものである。
| 固定リンク
コメント