« 如月二十二日の歌 | トップページ | 如月二十四日の歌 »

2008年2月23日

如月二十三日の歌

初めてのバイエルを弾く子の如く鶯は今朝鳴き始めたり


0802231

暖かい朝である。ベッドから抜け出すのにそう大きな決意はいらない。

窓から射す日にまどろんでいると、鶯の初音が聞こえた。盛んに繰り返し繰り返し鳴いているが、さすがにまだ鳴き慣れないので、理想的な 「ホーホケキョ」 にはほど遠い。

これは、バイエルを弾き始めた子供のピアノの練習を聞く感覚に似ている。

春はまだ早い。今日の夕刻からはまた真冬の寒さが戻ってくるというし。こうして寒さと暖かさを繰り返すに、だんだんと上手になって、理想のメスと出会うのだろう。

ところで、我が家の裏の川の拡幅工事が進み、ついに 「小川」 ではなくなった。去年の節分の頃の写真と比べると、まったく別の川である。

|

« 如月二十二日の歌 | トップページ | 如月二十四日の歌 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 如月二十三日の歌:

« 如月二十二日の歌 | トップページ | 如月二十四日の歌 »