皐月三十一日の歌
夕暮れの闇に溶け込む鳥たちの声こそ如何に無垢にてあらめ
今日は一段と冷え込んで、春先の寒さだ。これで、明日は暖かくなるというのだから、なかなかめまぐるしいことである。
今年も常磐線取手駅西口ロータリーの木立に、ムクドリの大群が押し寄せてねぐらにし始めている。夕方頃になると、餌をあさるためにあちこちに出かけていたムクドリたちが一斉に帰ってきて、木立の周囲でけたたましい鳴き声をたてている。
鳴き声だけならまだいいが、これだけの大群になると、木の下にひっきりなしに糞が落ちてくる。おちおち歩いてもいられない。
ビルの窓の明かりを背景にして木立を撮影すると、ムクドリたちのシルエットがびっしりと映る。目白押しという言葉は、メジロがびっしりと並んで止まっている様子からきているが、取手駅前では、「ムクドリ押し」 である。
この写真の中に、少なくとも五羽のムクドリが映っているのがおわかりだろうか。右上の角のところにいるのは、くちばしのシルエットまでしっかり映っているのでわかりやすいと思う。
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