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2008年5月29日

皐月二十九日の歌

あらたまの都市の薄皮一枚を隔て異界は足下にあり


0805291

「いくらなんでも、もう寒くなったりすることはないだろうね」 と言っていたのだが、自然というのは怖いものである。ちゃんと寒くなった。

先月末の連休に入る頃から天気の変動が大きく、暑くなったり寒くなったりの繰り返しだが、ここ何日か夏日が続いて、夏にも実が入ったと思っていたところに、これである。

昨夜、風呂から出たら 「むむ?」 と異変を感じた。半袖Tシャツを着たら肌寒いのである。風呂に入る前までは、ポロシャツ一枚で暑く感じていたのだが。

それからずっと肌寒い状態が続いていて、今日は朝から気温が横ばいのままなのだそうだ。天気というのは、これだから油断がならない。風邪を引かないように気をつけなければならない。

写真は常磐線取手駅近くの工事現場。都市計画の一環で、私の近道がずたずたにくずされてしまっている。都市の薄皮を剥ぐと異界が現れるということについては、私のもう一つのブログの記事をご参照いただきたい。

なお、「あらたまの」 は 「年、月、日」 にかかる枕詞だが、「年」 ならぬ 「都市」 に無理矢理かけてしまった。近頃ちょっと、枕詞で遊びすぎかも知れないが、これによって掛詞として 「都市」 に掛詞的に 「年月」 という意味を含ませたということにしておきたい。

 

 

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