皐月二十五日の歌
蘆の葉の滴は昔幾度まで我が身の赤き血でありたるか
昨日の午後から本格的な雨になって、今日の昼前まで降り続いた。
雨が降っている間は、日が昇っても気温が下がり続けて、半袖では肌寒いほどだったが、午後になって少し日射しが戻って、少し気温が上がった。
長袖を引っ張り出そうかとも思ったが、それには及ばなかった。
昨日は高校の昭和 四十六年卒業組で、首都圏在住者が集まって定例会を開いた。私は順番で幹事だったのだが、二次会までなんとか無事に終わってほっとした。来年は気楽に参加できる。
土手の散歩道に映えている葦の葉に、雨の滴が玉になって残っている。転がり流れて地面に吸い込まれる前に、蒸発して大気中に戻りそうだ。
水は常に姿を変える。この滴はその昔、私の体内を流れていた水かもしれない。
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