皐月二十日の歌
遙かなる野分の風に我が宿の裏の川にも立つる白波
天気予報では、昨日の夕方から大雨になると言っていた。その割には、深夜近くになってもそれほどの雨にはならないので、低気圧だか台風だかは、予報より遠くを通過しているのだと思っていた。
ところが、朝早くに目を覚ますと、まぎれもない雨風である。裏の川が、見たこともないほど広くなっている。
何しろ、昨年まではほんの 「小川」 だった川である。それが今年の春先に拡幅工事のせいで川幅が二倍になったのだ。その川の水位が上昇して、唖然とするほどの流れになっている。
あまつさえ、その川面にはひっきりなしに白波まで立っている。水田もあれだけ緑色が濃くなっていたのに、水没してしまい、景色が変わってしまった。
朝は常磐線にもかなり遅れが出たが、昼過ぎには天気が回復した。それにしても、今年は五月のうちから二度も台風の影響を被っている。夏から秋にかけてはどんなにか台風の当たり年になるだろうか。
それとも、今度は気圧配置の大勢が変わってしまって、台風が発生しにくくなったりして。
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